不健全な完璧主義者と若者A
ゴールデンウィークは時間があるから、色々な本が読めて嬉しい。
何冊か読む中でかなりいい本があった。
がんばりすぎるあなたへ 完璧主義を健全な習慣に変える方法
https://www.amazon.co.jp/dp/B00GIHQOE0/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_6Xy7AbJJZZ95Q
タイトルが自己啓発本ぽいのがかなり勿体無いくらいいい本。
「パフォーマンスアップ力」の方があってる気がする
簡単に言うと、完璧主義者にも2種類がいて、
1つが健全な完璧主義者、
もう1つが不健全な完璧主義者と言うことだった。
本の内容を要約すると、健全な完璧主義者はパフォーマンスを大いにあげ、不健全な完璧主義者はストレスをため続けるだけで結果も出せないで終わると言う話だった。
正直、ほとんどの人は直面したケースや場面によって健全な時と不健全な時があると思った。
不健全な完璧主義のときは、解決できない悩みだけが先行してしまい、身動きが取れないでいるらしい。
つまり行動してない時にもずっとそのことを考えているのでストレスが溜まり続ける。
そして、ほとんどは優先順位づけができていないため、悩み続ける状態に居続けてしまうそう。つまり、思考が整理できていない状態。
優先順位をつけられれば、他の大事な時間(睡眠や食事の時間等)はその時間にきちんと集中して使えるため、休むときはしっかり休み、疲れも抜けやすい。
結果として健全な完璧主義の人はずっとパフォーマンスをあげられるそう。
ストレスが溜まりやすい人は、悩んでいることについて、ずっと思い悩む必要があるのか、解決するとしたらどうすればいいのかを、自分の今の状況と分けて考えた方がいいそう。
「不健全な完璧主義は、問題について考えることが行動を起こすことだと思い込んでいる。」
確かにそうなってしまっているときはあるなと思った。
昔なんかの番組で、カメラマンを本業にしようか悩んでた若者が師匠に相談した時の話がめっちゃ好きなので、紹介したい。
※記憶が少し曖昧なのであってるかわからないけど、だいたいこんな話だったと思う。
カメラマンになる夢を捨てきれずに、サラリーマン生活を嫌々していた若者Aは、ある日、カメラマンの師匠にこう相談を持ちかけた。
若者A「サラリーマンの生活が辛いです。でも師匠のように有名なカメラマンじゃない僕は、食べていくには到底稼ぎが足りません。どうすればいいですか?」
師匠「なら食べなきゃいい。」
若者A「え?どういう意味ですか?」
師匠「お金がないなら、食べないでそのままくたばっちまえよ。」
若者A「???」
師匠「食べられないくらいで、自分の夢をあきらめるようなら、そもそもカメラマンはやらない方がいい。本当にカメラで撮るのが好きなことなら、それくらいの覚悟を持ってやりなさい。」
その言葉に感化された若者Aは仕事を辞め、売れない時期も耐え続け、海外でも有名なカメラマンになったそうです。
不健全な完璧主義者だった若者Aが、
健全な完璧主義者になったのと同じように、
本当は気がついていないだけで、
誰でも理想の自分になれるものだと思う。
人生は一回きりだから。
ほなな